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2004.07.05

ご近所はワンダーランド2

 不思議は店だけにとどまらないのであった。

 たとえば、ふつうの戸建て住宅のガレージでは、屋根が藤棚用の棚になっていて、なんとそこにブドウがたわわに実っていたりする。この家、あとでブドウを収穫して、ワインでもつくっちゃうのだろうか?

 たとえば、広大な建て売り住宅区画のどまんなかに、「ここは禁漁区です。猟銃の所持・発砲禁止」みたいな看板が立っていたりする。それも、1カ所じゃなくあちこちに。どうやら、タヌキかクマが出没して、それを猟師が鉄砲で撃ってさ、煮てさ、焼いてさ、という地区らしい。んなはずないって。

 そういえば、この「散歩」コースもいいかげんナンダカナンだ。分譲住宅地区がとぎれたところに、滑走路みたいな長~い直線の道路があり、その向こうは一面の田んぼ。そして、その道をずんずん進むと、いきなり未舗装の農道になり、やがて道が消え、天神社の境内にはいりこみ、道なき道をさらに進むと、謎の化学プラントらしき工場敷地のどまんなかに出てしまうのだ。フェンスがあるから、さすがに敷地内にははいれないので、フェンスづたいに未舗装道路をさらに進むと……気がついたら隣町の宮代町に出ているという寸法。

 宮代町には東武動物公園と東武鉄道の巨大な操車場があって、そこからの税金がたんまりはいる。だから、町はとっても金持ち。当然、公共施設もいまどきでは考えられないくらいバブリーなつくりのだが、舗装道路にもどったと思ったら、そーいう施設がずど~ん、ちゅど~んと建ちならんでいる。総合体育公園とかいろいろ。藪をぬけて農道をあとにすると、いきなり超近代的であやしい施設がぼこぼことならんでいるわけで、このへん、ものすごくシュールというか、ほとんど異世界に迷いこんだみたいである。

 いってみれば、あの長~い直線道路は、現世から異世界に離陸するための滑走路なのである。

 大げさじゃなくって、ほんとにそーいう感じなんだけど……(^_^;)

 私は何度も行き来してて、この衝撃にも慣れてるけど、はじめて異世界と遭遇したとーこちゃんは大はしゃぎ。炎天下の行軍なのに、疲れも見せず歩きつづけた。

 やがて、運動公園をつっきると、川っぷちに出る(つづく)。

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