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2004.12.29

渡辺一色

 外は白一色の雪景色になりつつあるが、新聞はやっぱり渡辺一色だった。若手最有望株が遅すぎたくらいの戴冠だし、1年後には飛び級で八段、1回防衛すれば同じく飛び級で九段昇段になるから、ある意味では当然。

 ところが、記事のなかでひとつ、気になる一文を見つけちゃったのである。

 朝日の2面「ひと」欄。「大山康晴十五世名人に似ているからと「リトル大山」とも呼ばれ」と、ある。

 だけど、渡辺は「リトル大山」とは呼ばれていないのだ。

 理由は明白。「リトル大山」は南芳一九段のニックネームだから。棋界というせまい世界で、同じニックネームがつくことはない。例外として「激辛3兄弟」というのはあるけど、これは森内2冠、丸山・藤井両九段のトリオ名(?)だ。

 渡辺は「ポスト羽生」とか「羽生を震えさせた男」とはいわれている。「大山二世」というのも聞いたことはある。でも、「リトル大山」はない。

 書いたのは朝日の将棋担当・村上耕司記者。将棋ペンクラブの会員でもある。いってみれば専門家のはずで、なにかの勘違いとしか思えない。もしかして、南九段の全盛時を知らない若手で、朝日オープンのこの記事をネタにして、間違えたんだろうか? まさかね。

 もし、ごく一部でそう呼ばれているというのであれば、この言葉について、上記のような経緯があると説明しなければ、記事中に使うのは問題だろう。つまり、一般のファンとしては、ここでいきなり「リトル大山」が出てきても、そりゃ南九段のことじゃん、納得できねーよ、ってことになるわけ。

 うん。ぜんぜん納得できないな。違和感ありあり。

 ちなみに、棋士のニックネームには、いろいろおもしろいのが多い。また、原田泰夫九段がご存命のころは、「○○流」という粋な呼び名を考案されるので有名だった。谷川先生の「光速流」とか、有吉先生の「火の玉流」とか。

 こういう呼び名を集めたサイトを見つけたので、紹介しておく。「棋士の愛称・キャッチフレーズ」というところ。ここにも渡辺くんが「リトル大山」と呼ばれるとは書いてないよな。とーぜん。

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