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2005.02.12

メラの星

 昼飯を食いながら、とーこちゃんとテレビを見ているうちに、東風を「こち」、南風を「はえ」と読むって話になった。たしか、下関の南風泊漁港のニュースを見たのかな?

 で、流れから、このふたつ以外に「○風」で「かぜ」や「ふう」がつかない、特殊な読み方はないかと考えだしたのだが、どうも出てこない。

「やませ」なんてのもあるけど、「北東風」という漢字はあてないと思うし。

 で、記憶をたどっていくうち、脳裏に浮かんできたのが、千葉県・南房総にのこる、星にまつわるお話。「冬場、ある赤い星が見えると、次の日は時化になる」っていう伝承。ここで、時化の……つまり、北風か北西風になんか固有の名前があったような気がしたのだ。さらに、「メラ」っていう地名も思いだした

 このあたりを手がかりに、さっそくネットで検索をかけた結果、「布良の星」に関する情報がヒット。そうそう、ここでいう血のように「赤い星」は、カノープスのことだったっけ。カノープスは日本でも異名が多いけど、「布良の星」もそのひとつ。くわしく知りたい方は「千葉県 メラ 星 カノープス」あたりで検索していくと、すぐぶつかります。

 結局、この線から北風・北東風の異名はわからなかったけど、こうやってまた大昔の記憶をひとつサルベージして、外部記憶装置(この場合はパーツ館)に登録できた。めでたしめでたし。(^^)

 ちなみに、その後ふだん使っている『広辞苑』で同種の異名を全文検索かけたところ、以下のようなものが見つかった。へえ。意外にすくない印象。やっぱり海の民の用語が多いらしい。山や平地に住む人間には、こーいう非常に古い言葉はのこっていないのかもしれない。このへん、民俗学の研究対象になりそう。興味深いぞ。 

東風 あい、あゆ

南風 送りまぜ、かみけ、ようず、ようずまじ

西風 かいよせ、かみわたし、しかた(東北・北陸)

北風 きたうち、きたげ、しもけ、

南東風 ひかた、いせち(京都以西の日本海側)

南西風 ひかた

北東風 わいた

 ほかに、山から平地に吹きおろすのが「おろし」。比叡おろしとか。

 陸から海に向かって吹くのが「だし」、たぶん船を出すの意とのこと。

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コメント

よーいちさん。(^^)/

 タミル語とな? う~ん、その心は?

 とーこちゃん、助けてたも。と、振ってみよう。

投稿: よが | 2005.02.15 07:30

沖縄では東西南北を「あがり・いり・はえ・にし」と読むという話を、前世紀に沖縄で聞きました。「あがり・いり」はもちろん日の出と日の入りから。北の「にし」は「死に」の反転で、北の海は荒れることが多いからだとか。でもって南の「はえ」は……やっぱりタミル語起源だったりするのだろうか(^_^;)

投稿: よーいち | 2005.02.14 21:32

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