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2005.05.08

青木治親、悲願の初V!

 オートレース界の新星、青木治親がついに初優勝! それも一般開催ながら、第29期の新人王決定戦という大舞台で。

 いやあ、大垣・別府の記念を蹴って、ヒラ場の飯塚をずっと見てたかいがありました。(^^)

 話を整理すると……ロードレースの世界チャンピオンにもなった青木治親が、一生ライダーでいたいとの理由でオートレースの世界にはいったのが一昨年。研修を終えて29期生としてデビューしたのが去年の夏だった。

 当初はデビュー5連勝するなど、大型新人の期待どおりの走りを見せていたものの、スタートがへただったり、いわゆる捌きがへただったりと、その後はなかなか結果を出せず、浜松・金子大輔(同期で初優勝)伊勢崎・や田中賢(同、ふたりめ)の後塵を拝するかたちになっていのだ。

 さらに、ファン投票で出場選手が選ばれる4月の「オールスター」でSG初登場をはたしたものの、予選道中は7着、8着、8着とトップ選手との力量差が歴然となって、前途に暗雲がたれこめまくっていたのだった。

 今回の開催も3着、3着、3着、4着と、かろうじて優勝戦に乗れたという感じだった。ところが、抽選で最内の1番車をひきあて、さらに試走も一番時計を出し、0mオープン戦ということもあって、期待していたら……

 なんと、スタートこそ3番車の平田雅崇(だったと思う)がはりこんできて、捲られかかったものの、すぐもちなおしてトップをとりきると、そのまま6周逃げきってみごと優勝してしまった。

初優勝が期別の新人王決定戦というのは、やっぱり勝負強いというか、大舞台に強い証拠だろう。これで、当面は29期トップレーサーと呼ばれることになるわけだ。しかも、6月のGIIジュニア選手権に向けて、いい雰囲気ができたから、グレード戦初制覇も視野にはいってきたし。

 正直いって、ここしばらくの低迷を見てて、今回もだめなんじゃないかと思っていたんだけど、不調のときも腐らず、笑顔を絶やさずに整備をつづけた青木は、やっぱり大物だった。今回、あらためて見直しました。

 それにしても、レース以上に驚いたのがウィニングラン。いままで、これほどていねいなウィニングランは見たことがないぞ。ファンひとりずつに手を振り、カメラを向けられれば徐行して、フェンスごしにハイタッチはするし、最後はウィリーまでやってみせた。

 さすがに世界的レーサーだっただけのことはある。これだけファンにサービスできる新人というのは、オートレース界に革命を起こすだけの潜在能力があるんじゃないか。

 もうひとつ、印象的だったのは、ゴール後3コーナーあたりで、走行したまま大きく天をあおいだシーン。

 たぶん、「もと世界チャンピオン」の肩書きがものすごいプレッシャーになっていたんだろう。それがこの優勝で、すこし楽になった……そう思ったにちがいない。このシーンを見て、こっちもなんともいえない気分になったよ。ほんとに素直におめでとうといいたい。

 なお、オート29期生の特集ページはこちら、レースのオンデマンド配信はこちらから。

【追記】

 オートレースのオフィシャルサイトに、詳細がアップされた。こっちもどうぞ。

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