« 自衛隊にGlobal Hawk導入? | トップページ | 25世紀のホームズ »

2005.06.11

《フーデッド・スワン》

 ひと晩、寝ずに考えた。いや、ほんとは酒くらって寝ましたけど。

 で、考えた結果、やっぱり『ハルシオン・ローレライ』に出てくる宇宙船の名は《フーデッド・スワン》だったと思う。そこそこゆーめいな宇宙船だと思うけど、なんでネット検索でひっかからないんだろ?

 サンリオ文庫だからか?(^^)

 カバー画…… 岩淵慶造さんのこのイラストは、 べつの意味でもゆーめいだったはずだが。つまり、原書の表紙の画とそっくりだったってことで。(^^ゞ また、あの当時は洋書屋でもこいつの原書がずいぶんならんでたんだよね。

 ま、それはいいんだけど、なぜ「フーデッド」かというと、これはfoodじゃなくてhoodedで、つまり、この船は乗員が特殊なフードをかぶって、脳波で操縦するシステムを搭載しているんで、この名がついたのだった。

 あれ? これって、サート・フードとおんなじじゃん。

 サート・フード(SERT-Haube)というのは、ろーだん・シリーズに出てくるアイテムのひとつで、SERTは「シミュルタン情緒反射トランスミッション」(Simultane Emotio-und Reflex-Transmission)の略。要するに特殊な素養を持つ人間が、しかるべき訓練をうけて、脳インパルス(脳波とはべつの概念のある種の波動)だけで艦船やメカをあやつるというシステム。

 うん。まるっきり同じだ。

 ま、どっちかがどっちかをパクったわけじゃないと思うし、パクったからって作品の価値がさがるわけじゃないけど、いちおう検証しとく。

『ハルシオン・ローレライ』の原作が発行されたのは1973年。これに対して、ろーだんでサート・フードが最初に登場したのは175巻の第350話「ロボット・パトロール」だ。これは計算すると1968年に発行されている。

 ただし、最初に使ったのはハール・デフィンで、これは巨大ロボット・パラディンの操縦用。サート・フードが操艦に使われたのは、402話「銀河のUFO」が最初だから、これが69年になる。 いずれにしても、ろーだんのほうが早い。よかった、よかった。すくなくとも、こっちのパクリじゃない。(^^)

 ただ、サート・フードは無数に登場しつづけるガジェットのひとつにすぎないが、『ハルシオン・ローレライ』のほうはこの「人と宇宙船の融合」が主テーマで、その描写もすぐれていたことは、ステイブルフォードの名誉のためにも、書いておかないとね。(^^ゞ

 なお、ブライアン・ステイブルフォードの日本での最新作は、たぶんこちら。

stable

『地を継ぐ者』(ハヤカワ文庫、嶋田洋一訳、2001年)。

 なんかタイトルが『大宇宙を継ぐ者』っぽいが。(^^;;;

 というわけで、めずらしくろーだんの読者にしかわからないネタでした。

|

« 自衛隊にGlobal Hawk導入? | トップページ | 25世紀のホームズ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40142/4507139

この記事へのトラックバック一覧です: 《フーデッド・スワン》:

« 自衛隊にGlobal Hawk導入? | トップページ | 25世紀のホームズ »