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2005.06.16

仮面ライダーの原点の原点

 またまた古い話題になっちゃうが、仮面ライダーの話を。

 スポニチのweb版、スポニチアネックスの6月13日版に、「“ご当地ライダー” シリーズ初の時代劇」という記事が載っていた。 毎日新聞のweb版「仮面ライダー響鬼: 劇場版は戦国舞台、安倍麻美も着物で登場」には写真も。

 現在オンエア中の『仮面ライダー響鬼』。恒例、秋の映画版は、シリーズ初の時代劇になり、戦国時代を舞台に、日本5大都市の「ご当地ライダー」(響鬼流にいうと「鬼」)が活躍するとのこと。

 これはいい試みだと思う。

 去年末から今年にかけて、 劇場版の『ウルトラマン・ネクスト』や、テレビの新シリーズ『ウルトラマンマックス』が、原点回帰をかかげたが、それに便乗したのか、 対抗したのか、仮面ライダー・シリーズでも、その動きが顕著だ。

 1・2号ライダーの復活(これについては、あした書く予定)がその第1弾だったが、 この『響鬼』劇場版は、 ある意味でその第2弾になるといっていい。 公開はこっちのほうが先だけどね。

 なぜ『響鬼』劇場版が原点回帰かというと、いってみれば東映ヒーローのルーツに迫るからだ。

 東映のスーパーヒーローものというと、たぶん昭和33年スタートの『月光仮面』がそのルーツになると思う。『月光仮面』のルーツをさらにたどると、アメリカのテレビ版『スーパーマン』にいたる。なお、このリンク先では「国産初のスーパーヒーロー」となっているが、 これは間違い。 日本における類似作品第1号は、昭和32年7月30日公開の『スーパー・ジャイアンツ』(新東宝)である。

 ちなみに、『スーパー・ジャイアンツ』というのは、 先日『赤い疑惑』リメイク版でナレーターをつとめた宇津井健さんの出世作だったりする。若き日の宇津井健さんが、総タイでぎこちなく暴れまわるシーンは、いま見たら気絶するだろうな、きっと。(^^)

 閑話休題。ただ、東映は『月光仮面』のはるか前から、ヒーローものを量産しつづけている会社でもある。つまり、時代劇というかたちで。そのため、東映特撮ヒーローもその影響を色濃くうけついでいる。

 たとえば、 仮面ライダーやスーパー戦隊の変身シーンというのは、 時代劇の「見栄」が進化したものだ。「名乗り」もそう。「見栄」は歌舞伎の見栄からきているが、東映スーパーヒーローものはある意味で、この見栄のシーンに作品のすべてを集約させ、そこに収斂するようにストーリーをつくっているわけである。

 嘘かほんとか知らないが、『ゴレンジャー』が成功したとき、後番組の強化策として、ヒーローを30人かな? そのくらい大量に登場させるという企画があったらしい。 実際に完成したのは 『ジャッカー電撃隊』で、 これを見ると、設定のなかに、この大量ヒーローという企画がいくらかのこっているのがわかる。

 で、 なぜこの企画がボツになったかというと、30人がひとりずつ名乗りをあげて、 見栄をきりつづけると、それだけで30分番組の大半が終わっちゃうからだという!

 いや、嘘かほんとかは知りませんよ。でも、伝説だとしても、東映がいかにこの変身シーン……いや、 見栄を重視しているか、わかると思う。極端にいうと、はじめに見栄ありきなのだ。

 さて、そこで『響鬼』である。 映画版はとうとう、その本当の原点である「時代劇」に回帰するわけだ。

 忍者みたいな存在だそうだし、テレビ版『響鬼』で見るべきところというと、ディスクアニマルとオーバーアクションの名乗り・見栄なわけで、見栄も切り放題になることまちがいなし。

 ご当地ライダーも登場するから、見栄だけで映画の半分くらい使っちゃうかもね。そして、それこそ東映ヒーローの真髄なのであった。(^^)

 ただ、ひとつ不満が。

 時代劇だから馬に乗って戦うそうだが、バイクでいいじゃん。 戦国時代にバイクがあったら、それだけでりっぱなスーパーウェポンなんだからさ~。 馬に乗る必要はぜんぜんなし。 現代と同じ兵器で戦ってこそ、「時代劇版仮面ライダー」になると思うよ。

 頭かたいな~ >東映。

(つづく)

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