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2005.08.22

マックス第8話

 はじめて、なかなかいい脚本だった。特撮もよかった。役者の演技もまあまあ。 総じて、いちばんおもしろかったとはいえないけど、まとまりのよさという点では、いちばんの作品になったと思う。

 冒頭の肝だめし風出だし。 あれはわけわかんないけど、じつは予定していたバースデーソングが版権の関係で使えなくなり、 急遽ああいう演出に変えたとのこと。 へた。

 だけど、あとはほぼ文句なし。 ショーンはともかく、コバが「らしい」役を演じたのは、はじめてじゃないかな? それをふくめ、レギュラー陣の演技も、ようやくかたさがとれはじめた感じ。

 もちろん、いちばん目だってたのは、今回もエリーだ。(^^)

 やた~。 「人間として考えています!」だぜ。 エリー覚醒!

 こうやって、人間を夢みるロボットがやがて、人間を守るため、武器をとって戦うんだ。 相手は……そう、メフィラス星人あたりが好適。

 という話は置いといて、バグダラスのプレデターまるパクリ演出もそこそこ。 なかでも、衝撃波をああいう感じで見せるのは、 かなり斬新かも。 ダッシュバードとの空中戦は、一瞬、 オーラロードが開かれたのかと思ったほど幻想的なつくりで、非常にいい。いずれも、CG使いがこなれてきている証拠だと思う。

 ただ、それなら6肢のうち中肢1対が、ただの飾りというのは、いかがなものか。 CGを使って、あの中肢を動かしてほしかったな。 2回くらい、動けば形勢逆転っていうシーンがあっただけに(w 惜しかった。

 思うに、怪獣っていうのは、今回みたいに、問答無用の存在でいいわけだ。 かえって、理屈をこねると、 たちまち脚本がそれにひっぱられて、おもしろくなくなる。 その存在については、理も非もない。 これが怪獣を描く、いちばんの方法じゃないでしょうか?

 そう考えると、宇宙人の描き方っていうのは、数倍難しくなる。 これまでマックスに出てきた宇宙人は、どれも描き方として失格だけど、理由はここ。 地球にやってくる理由が弱すぎるわけ。

 ただ、「宇宙人なんだから、メンタリティが違うのは当然」とわりきって、やっぱり理も非もなく侵略してくるっていうほうが、かえってうまくいくんじゃないだろか。

 たとえば、ガッツ星人はなんで侵略にきたの? ね。そーいうこと。

 マックスのこれまでの宇宙人は、理屈こねすぎなんだよ。で、語るに落ちる。パターンだよね。

 小説では「書かないほうがいい」っていうケースがよくある。 それを書いちゃうことによって、物語が陳腐化するのね。

 私がよくひきあいに出すのは、宇宙船の着陸脚の話。これって、飛行中はデッドウェイトになるし、船体をささえるための強度や耐久性を考えると、ものすごい質量になっちゃって、どう書いても矛盾が生じかねないのね。

 だから、たとえば光瀬さんの小説に出てくる宇宙船を、見てちょうだい。 一度も着降装置に関して、くわしい記述がないから。 というわけで、これは光瀬さんに教わった、いろんなテクニックのひとつ。(^^)

 閑話休題。 マックスの脚本陣は、これと同じ罠にはまって、自滅しているような気がしてならない。今回の脚本を参考に「書きにくいことは書かない」って路線に転換すれば、脚本的にもいい作品が増えてくると思うけど、いかがでしょうか?

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コメント

麗明さん。そーすると、非公開ではじめてるわけ?

そしたら、いつかそのときがきたら(どのときだ?)公開してください。(^^)

投稿: よが | 2005.08.30 09:58

 またまた間があいてしまいました。すみません。
 え〜。ブログの件ですが。
「その節はいろいろ情報ありがとうございました。おかげさまで、無事つくることができました。」と、メールをお送りせねばと思っていたのですが、肝心のブログがへんちくりんなことになっちゃって。
 つくろうと思ったまではよかったんですが、まず、どんなもんだか試しに見てみよう、とやってみただけなのに、知らない間にできてました。(非公開の意味を間違えてたらしい)
 で、あわててしまいました。
 ひとさまから「変だ」といわれる、わたしの見る夢について書いたりしています。が、この夢がけっこう恥ずかしいので、知り合いにはブログをつくったことをお知らせしていなかったのです。あしからず、お許し下さいませ〜。m(_ _)m

投稿: 麗明 | 2005.08.30 01:51

麗明さん、ごぶさた~。

なんか、光瀬さんらしいいい方で。(^^) そーいえば、私も光瀬さんの影響か、いまも理科年表はかならず手元においてありますね。ろーだんでは、あんまり使わないんですが。

ところで麗明さん、ブログつくるっていってたの、どーなったの?(^^)

投稿: よが | 2005.08.23 08:45

 お久しぶりだす、秘密結社の麗明だす。
 すいません、マックスについてじゃないんですけど。
「変えようのない基本的事実については、理科年表一冊あれば事足りる。それ以外については自分で作ってしまえばいいのだ」
という、光瀬さんのお言葉を思い出しました。
 もう20年近く前のことだけど、ものすご〜く感動しました。
 

投稿: 麗明 | 2005.08.22 22:15

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