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2005.09.11

WOOよ~!

 それでまあ年中行事もどきで、去年7月につづき「伊豆半島地魚食いだおれツアー」に行ってきたわけです。

 だけど、今回見つけたもののなかで、いちばんびっくりしたのは、伊豆のローカル色とかは関係なく、ぢつはこれであった。

WOO01

 おっとー!

 これまで、NHKが記者発表したとか、円谷が謎の商標登録をしたとか、ごくごく断片的な話しか伝わってこなかった幻の作品 『WOO』のタブロイド判広告を見つけてしまったのだった!

 掲載していたのは「道21世紀新聞 Route Press 21st」という、例によって官僚の天下り先確保のためにつくられたとおぼしき組織の、タブロイド判情報誌。 「道の駅」に置いてあるらしい。

 いつものことながら、腐肉を見つける官僚の手腕は刮目すべきものがあるが、それはどうでもいい。 そこに広告を出稿するNHKも、 自分の頸を締めているのはいうまでもないが、それもパーツ館では問題にしない。

 問題は出稿された広告の中味で。 おお、すごいぞ、WOO!

 とりあえず、コピーをぜんぶ再掲すると……

ハイビジョン特撮ドラマ 

BIOPLANET 生物彗星 WOO(ウー)

あいつが宇宙(そら)から落ちてきた

デジタル衛星ハイビジョン・2006年4月放送開始予定(全13話シリーズ)

原案:円谷英二

出演:谷村美月(ヒロイン)、とよた真帆、黒谷友香、山田純大、豊原功補、塚本晋也、永島敏行

 なんでBIO「PLANET」で生物「彗星」なのかとか、はじめっから基本すらおさえられないのは、最近のNHKの特徴だとして、驚いちゃうのは「原案:円谷英二」だね。

 ほへ~。いきなり、思いっきり大上段に振りかぶっちゃった。

 つまり、あのWOOなんだ。 いろいろあって制作されなかった、あの幻の円谷プロ第1作『WOO』のリメイクなのだな。 こーいう場合、リメイクとはいわないけど、状況はまさにリメイクなわけで。

 キャストがまたすごいね。 純大はじめ、いい男が顔そろえちゃってるじゃん。 ま、塚本監督がいい男かどうかというと……いや、いい役者でしょう。 塚本監督。

 豊原功補、永島敏行も、これ以上ないっていうシブめの役者ぞろいで、しかも全員がゴジラ映画で特撮も慣れてるキャストばっかり。

 女優陣もとよた真帆さん、期待の新人(とゆーか)谷村美月でしょ。このキャストだったら、史上最高の怪獣退治チームができるはずだよね……そーゆー番組ではないと思うけど。

 ちなみに、美月ちゃんが抱えている魚が、WOOの通常の姿らしい。 ま、このイメージにするしかないでしょう。 もともとの『WOO』のリメイクにするとなると。 うーん。 リメイクぢゃないよね、やっぱり。 でも、リメイクのイメージなんで。(^^;;;

 この広告からははなれるけど、きょう午前、例によってチャンネルをザッピングしていたら、NHKで『WOO』のコマーシャルをやっていた。 これも初見。 この広告から、いっきに情報解禁になるらしい。 いまんとこ、NHKも、円谷も、まだサイトで公式に発表はしていないみたいだけど。

 もうひとつ、笑っちゃったのは、NHKが最初に出した、今年3月のプレスリリースでは、「放送80周年関連番組について」と、放送開始80周年記念に制作すると、 明記しているにもかかわらず、今回の自社コマーシャルでは 「BSデジタル加入1000万件突破記念」 に、すりかわっていた点。

 NHK、ほんとに恥知らず。 ふだん見てるから、視聴料ははらってるけどさー。 こーいう理屈のすりかえが日常的にあると思っていいんだよね >NHK。 はじめに「制作」ありき。 理由づけはあとづけ。 ご都合主義。 そーいうことです。

 ま、NHKの体質は修復不可能だとしても、制作されるドラマに罪はないわけで。ヽ( ´-`)ノ

 ハイビジョンでミニチュアワークをやったらどーなるかとか、無茶な部分は多々あるけど、ドラマには期待したいわけです。 はい。

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コメント

削除はしませんが、コメントは良識の範囲内の長さ、内容で。

投稿: よが | 2006.06.01 14:00

WoOが始まったことは、確かに素晴らしい出来事だと私も思います。大いに宣伝していただきたいと願っておりますが、ただし、原案:円谷英二とだけ強調されるのは、どうも気に入りません。「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」を作って円谷プロの名を不滅のものにしたのは、原案に名を連ねているもう一人の人物、金城哲夫氏であって、金城氏の功績を忘れたかのような宣伝の仕方は私には酷いと感じられます。ウルトラマン、ウルトラセブンの生みの親であり、今日まで営々と作られ続けているウルトラシリーズの基礎・基盤を作り上げた円谷プロの歴史の中で、最も偉大な天才クリエーターであり、特撮界の手塚治虫ともいうべき人物である金城哲夫氏を無視してWoOを語ろうというのは、ウルトラファンにしてはあまりに無知であり、認識不足が目に余るといわれても仕方がないと思います。WoOは確かに企画者として一応円谷英二氏の名前をあげてもよいでしょうが、企画から脚本まで、実質的なWoOの制作者は円谷英二の一番弟子にして秘蔵っ子の金城哲夫氏であったことはまぎれもない事実であることぐらいウルトラファンなら知っておいていただきたいと思います。このWoOは、金城氏が「ウルトラQ」を作るより前に、テレビで最初の特撮物の企画としてフジテレビと交渉していたものですが、制作開始直前で話がつぶれてしまったという経緯のある企画だったわけで、その話がつぶれたがゆえに、TBSで「ウルトラQ」の企画をやることになったのです。
沖縄生まれの金城氏は、太平洋戦争末期にたくさんの人々が犠牲になった、米軍が大挙して沖縄に押し寄せて来た沖縄戦の時、米軍の空襲の中、命からがら逃げ回った戦争体験を持ち、誰よりも平和の大事さをわかり、平和な世の中を希求する気持ちの強かった人で、ウルトラQもウルトラマンもウルトラセブンもすべて彼の平和な社会を作るためには何が大事であるかという彼なりの思想で貫かれていたのです。彼はこう言っています。「戦争を起こすのは人間です。しかし、それ以上に戦争を起こさない努力ができるのも人間ではないでしょうか。」、彼は、武器を使って暴力でしか物事を解決しようとしない人間を愚かであるとし、本来人間同士の問題の解決に武器などいらない、心と心で解決できるはずだと考えていました。そういう考えは、たとえば、初代ウルトラマンのメフィラス星人が登場する回などで、武力を使った暴力ではなく、心と心の戦いでの決着を描く試みをしたりしているところにも反映されています。現実の人間社会には、人間同士がすんなり心を通じ合わせるようにはならない条件がたくさん存在し、人と人との間には、人種の違い、文化の違いも含めて、簡単には乗り越えがたい垣根や溝ができてしまっている。人種や文化が違えば、しばしば紛争や衝突が起こるし、それが、ひいては「武力を使った暴力による解決」、すなわち「戦争」に発展して行く結果となる。だからこそ、平和な社会を作る前提として、人間同士の間にある垣根や溝を取っ払って、人と人とが素直な友情と信頼で結ばれる関係を築く努力と、そういう人間同士の関係が、健やかに発展していくことを目指すことが一番大事なんだという思想が、彼の制作したものすべてに貫かれているわけです。ウルトラマンもウルトラセブンも、実は、地球人と宇宙人という、文化も人種も極端に異なる存在間における友情と信頼が大きなテーマでした。ウルトラマンもウルトラセブンも、単なる「正義のため」とかいった抽象的な目的のために怪獣と戦ったのではなく、共に戦う科学特捜隊やウルトラ警備隊という地球の仲間たちとの素直な友情から怪獣と戦ったのです。WoOには、その思想がもっと凝縮された形で叩き込まれていたのでして、40年という歳月の後、円谷プロの若い後輩たちが、その金城氏の思いをしっかり受け継ぎ、金城哲夫の魂を現代において、見事によみがえらせたものこそ現在放映されている「生物彗星WoO」だと思います。このお話は、主人公の中2の少女、地球人神代アイと宇宙生物WoOとの間の、育った環境を超えた友情や愛情と信頼の物語です。このお話を通じて、人間同士が、平和に、仲良く、心を通わせて生きていくことにとって、本当に大事なこととは何かをきっと円谷プロの若い後輩たちは、今は亡き金城哲夫氏に代わってしっかり描き出してくれるものと私は信じています。

投稿: 旧世代の一ウルトラファン | 2006.06.01 13:41

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