« 2カ月連続で秘密結社 | トップページ | きのうの脚注 »

2005.10.16

マックス第15・16話

 いや、驚いたねえ。 これまでのタロウのレベルから一転して、セブンや新マン、ダイナのレベルになっちゃったじゃん。あと上にはティガの数本しかないっていう、ほぼ最高のレベル。

 三池崇史監督の作品は、これまで『アンドロメディア』しか見たことがなかったけど、すごい手腕だと思う。 NAKA雅MURA脚本も、み
ごととしかいいようがない。

 16話イフの巻は、きっと将来にわたって傑作といわれると思うから、細かいことはほかのブログなんかをどうぞ。

 この作品も、アラを探す気になれば、いろいろある(ぢつはきのうの秘密結社でも、そのへんで盛りあがった)けど、前からずっといってるように、脚本と演出がよければ、細部の矛盾なんかどうでもいいのである。 SF考証のスタッフがいるわけじゃないんだから。

 たとえば、冒頭シーンのミズキ隊員の演技を見てよ。 または、廃墟でダッシュアルファを停車させたときの表情を。 監督の演技指導ひとつで、あのミズキ隊員が、これだけの演技ができるんだからね。 というか、長谷川瞳にこれだけの演技をさせられるというのがすごい。

 なんつーか、はじまって5秒で「いままでとは違う」と感じさせる技倆があるわけでしょう? この監督はすごいや。

 もちろん、NAKA雅MURAという脚本家も、思いきり力強い。

 次、16話はうって変わってのギャグ篇。それも、ハンパじゃない。怪獣からしてミケ、タマ、クロという、大スラップスティック。

 個人的には、15話よりこっちのほうが傑作だと思う。

 そもそも、 円谷のギャグっていうのは、伝統的にあんまりおもしろ
くなくて、 むしろペーソスのきいたティガ第5話「怪獣が出てきた日」とか、第28話「うたかたの…」。 スラップスティック路線では、その続編のダイナ第42話「うたかたの空夢」が好きなんだけど、今回はぶっとんだ。 スラップスティックでここまで押すか~って感じ。ギャグ篇のなかでは、ウルトラ史上最高傑作かもしれない。

 ウルトラシリーズを見てこれだけ興奮したのは、ティガ第50話「もっと高く!」以来だから、じつに9年ぶりだ。 それだけぶっとんでて、つきぬけてて、みごとに計算されつくされていた。

 なんったって、 私があまりに大騒ぎしながら見てたんで、驚いたと
ーこちゃんが、自分の部屋からとんできたもんな。(^^ゞ

 とにかく、 最初から抱腹絶倒シーンの連続だったんだけど、 とりわけトミオカ長官がカレーを食いながらあらわれたときは、ついにやるかな~って覚悟を決めたもんね。 結局、 スプーンを一瞥しただけだったんで、ことなきを得たけど。 いやー、冷や汗かきました。(^^)

 ヨシナガ教授も、今回がいちばん生き生きしてた。

 私は桜井浩子さんに、特別な思いいれがあって(ほかにも、特別な思い入れがある人はいっぱいあるんだけどね(^^ゞ )、ここまでのシリーズで不満がたまってたんだけど、今回ようやく溜飲を下げた。

 そうそう。 エリーが本編でいちばん重要なキャラだってのも、今回
で証明されたね。 これも重要なポイント。(^^)v

 もし次、来年4月から、新しいシリーズをつくるなら、三池監督と三池組にメイン設定をまかせてほしいね。 この人たちは金子組と違って、ウルトラシリーズのツボを完全に理解しているから。

 しかし、マックスの設定でも、スタッフがしっかりしてると、これだけすごい作品がつくれるんだよ~。 特撮がかすむくらいの本編。 これがウルトラシリーズの見せ場なのだ、 じつは。 特撮がきわだってる
うちは、作品としてはまだまだなのである。

 というわけで、土曜日はレミーちゃんぢゃない『セイザーX』 がはじまったんで、マックスを見るのはもうやめようと思ってたんだけど、まだ録画をつづけることにしました。  まだまだ傑作が生まれる土壌が
あると思うよ、マックスには。

|

« 2カ月連続で秘密結社 | トップページ | きのうの脚注 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40142/6426991

この記事へのトラックバック一覧です: マックス第15・16話:

» ウルトラマンマックス わたしはだあれ [ウルトラとか空想科学とか何とか]
ウルトラマンマックス 16話「わたしはだあれ」をようやく見ました. (タイトルは相変わらずウルトラセブンのエピソードのもじり.団地から始まった時はドキドキしましたが内容は無関係.)  先週と同じ三池崇史監督&NAKA雅MURA脚本でありながら、先週のシリアスな展開... [続きを読む]

受信: 2005.10.17 17:38

« 2カ月連続で秘密結社 | トップページ | きのうの脚注 »