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2005.11.14

御恵送御礼

 ろーだんファンにはおなじみ、rlmdi.の若林雄一さんから、いつものように同人誌の新刊をいただいた。 毎度ありがとうございます >若林さん。

 とはいっても、今回はろーだん関係ではなく、現在ドイツで活躍しているSF作家、 シュタインミューラー夫妻の短編 『労働者階級の手にあるインターネット-一九九七年のハプニング』の全訳。

MdI01

 訳はやはりいつもどおり西塔玲二さん、編集・発行が若林さん。

 rlmdi.はどうしてもろーだんの印象が強いけど、実際はろーだんを中心に、ドイツの娯楽小説全般をあつかっている。サイトにいくと、ホラーなんかの紹介もあるので、これもご一読を。

 ちなみに、名前のうちmdiは、ご存じの方も多いと思うけど、アンドロメダ・サイクルの「島の王たち」のこと。 rlとピリオドは、若林さんによると、昔は意味があったけど、いまは「trf」みいな、 たんなる記号だそうだ。trfっていうのからして、すでにもうアレなんですけど。ずいぶん前に聞いたのよ。

 ストーリーは統一から7年たったドイツで、旧東独出身の一研究者のもとに、メールがとどくところからはじまる。東独のいまは消滅した研究施設にいる「自分」宛のアドレスで。 しかも、ドメインは東独をあらわす.ddrだった……

 パラレルワールドもので、 ネットごしに、もうひとつの歴史を垣間見てしまう研究者の不安を描いた作品。 旧東独の社会情勢とかを知っていると、じわじわと不安がこみあげてくるしかけになっている。 知らない人用にも、末尾に用語解説あり。

 いま現代ドイツのSFの状況を、日本人が知る手段はほとんどないわけで(私もろーだん以外は知らない)、そのあたりに興味がある人には、おすすめの1冊。

 例によって、若林さんのファンジンは、ファンジンのレベルをこえているというか、ファンジンとしての完成度を、どこまでも追求しているというか、体裁もすごい本なのだ。帯ついてるし。 (^_^;)

 私もずいぶんファンジンつくったけど、帯までつける余力はなかったもんな。

 もっとくわしい情報や、入手方法などは、こちらのJUNGWALDから。 若林さん、「今回はローダンのrlmdi.じゃないから、別ブランドでやろう」ということで、新しくドメインを取得してしまったそうだ。(^^)

 気合いがはいってるというか、細部にこだわってるというか、アレというか、こーいうところが仲間なんだよね~。

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