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2006.03.20

マックス総括(後編)

 きのうのつづき。じゃ、マックスはつまんないシリーズ、記憶にのこらないシリーズかというと、そうじゃない。 むしろ、歴史的シリーズでしょう。 エリーという、ウルトラ史上最高のアイドルを登場させたんだから。

 これはエリー贔屓だからではなく、客観分析。特撮アイドルは数多いけど、その大半は東映系でしょ? ウルトラの場合、演技のうまいヒロインというのが主流で、アイドルというのは、あんまり思いつかない。

 そうね。 ダイナのマイ隊員とか、ユリアンの人間体(萩原佐代子さん)くらいかな。 個人的には、平成3部作に出ずっぱりだった、石橋けいさんがツボだけど、やっぱり演技がうまい人っていう印象で。

 だから、エリーはやっぱり、ウルトラの歴史では、すごく貴重なアイドルなんだよ。もう何度もくりかえしてるけど、エリーを設定した梶研吾監督に拍手。 ぱちぱち。 これでイメージがエリス中尉だっていわなけりゃ、パーフェクトだったんだけど。(^_^;)

 ま、考えてみれば、エリーにスポットがあたるのは当然。 キャラ設定がいいのはもちろんだけど、DASH隊員でいちばん芸歴が長いのは、じつはエリーなんだから。

 ドラマのレギュラーは初といっても、映画にも出てるし、なによりパフォーマーとして場数を踏んでるわけで。 演出者がここをいじくりたくなるのが、見ててよくわかったもの。

 それがいちばん如実に出ていたのが、20話クラウドスの巻の 「ぷんすか」。 あれもマックスを象徴するシーンのひとつだな。小町=長澤奈央さんへの憧憬だけで 「ゼットンの娘」をつくっちゃったスタッフに、通じるものがあるはず。

 ま、エリーの話はいくらでもできるし(^^; マックスはエリーなしには成立しなかったんだけど、いちおう、以下それ以外のまとめとして。

 マックスは1話ごとに、設定をリセットするという、考えればすごく無茶な実験を試みたシリーズだった。 それがうまくいったかどうかは見てのとおりで、当然ながらキャラ設定など、細部が破綻した。

 それでも、いい作品が生まれたのもたしか。もちろん、好みもあるけど、私は名作佳作がけっこうのこったと思っている。オンエア順に、

15話 「第三番惑星の奇跡」
16話 「わたしはだあれ?」
18話 「アカルイセカイ」
19話 「扉より来たる者」
20話 「怪獣漂流」
25話 「遥かなる友人」
26話 「クリスマスのエリー」
27話 「奪われたマックススパーク」
30話 「勇気を胸に」
31話 「燃えつきろ!地球!!」
32話 「エリー破壊指令」
33話 「ようこそ!地球へ」前編
36話 「イジゲンセカイ」
  微妙 13話 「ゼットンの娘」

 39話のうち、13本、勝率3割4分はりっぱじゃん。 それも、後半だけでだもの。あくまで個人の好みだから、19話や36話に、ダメ出す人は多いかもしれないけど。

 逆に、このへんだけ見ていれば、マックスは名作といえるかもよ。その場合、かえって「1本ごとに設定リセット」が効いてくるわけで。

 ということで、私の結論は、勝率3割4分でした。

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コメント

1クールめは、ほんとにワンポイントリリーフみたいな感じで、どうなることかと思ってました。

ところが、2クールがはじまったころから、制作者が開きなおって、好き勝手につくりはじめた。それがよかったんでしょうね。

おかげで、ミズキは徹底的にキャラを破壊されましたけど。最初はすごく期待してたんだけどな~。(^^;

投稿: よが | 2006.03.21 09:12

私もブログで色んな苦言を呈しましたけど、かなり好きでしたね。私はミズキ派だったんですが、DASHは隊員数が少ないのが逆にキャラが立たせるのに効果的でした。
ネクサスの打ち切りという事態により、「つなぎ」のマックスでしたが、肩肘張らない「つなぎ」らしい遊び心満載で楽しませていただきました。

投稿: nationwise | 2006.03.20 20:15

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