セイザーX、Cカプセル発動?
ここ2週間くらい、パーツ館にやってくる人の検索キーワードで、「セイザーX 名作」というのが増えている。 すこし前まで、「セイザーX 打ち切り」 だったのに(笑)。 この作品の偉大さが、ようやく一般人にも浸透してきたらしい。 戦闘員としては、うれしいかぎりである。
さて、今週は来週と前後編。 最終4話の前の、謎が明かされる回にあたるらしい。 そのせいか、やや説明不足の部分があった。 たとえば、ブレアードにつきまとうコスモカプセルの話とか。
山中にかすかに見える、ネオデアークのシルエットは、つまり不可視化バリアみたいなものを装備しているのかな?
バレーダのコスチュームが、微妙に変化していたが、 あれは戦闘用なのかも。
というような疑問はさておき、いつものとおり、背中で語るブレちゃんとたっくん。そこにやってきたアクアルは、目的も行き場も失って、かつてのブレみたいにさまよっているもよう。ブレは納豆ご飯で救われたが、アクにはブレしかたよるものがないようで。
一方、アクを説得するといっていたたっくんは、攻撃されるとあっさり装着して、いつもの戦闘モード。だけど、アク姐はブレとじゃれあい戦いながら、「私にはもう居場所がない」「話相手もいない」と、愚痴をこぼしまくり。
さらには、ブレに「どうした、人生相談か?」と、つっこまれながらも、「私もう耐えられない。宇宙に帰りたい」と、本心を吐露。 ブレも「やっとその気になったか」と、よろこびの表情。 いえね、最近、ブレちゃんの表情がわかるようになったんですよ。 いやほんと。(^^)
一方、拓人はというと、そのあいだ完全に無視されっぱなし。つづいてやってきたサイクリにまで、「おまえ、いたのか?」 と、こっちもかつてのブレと同じ。もちろん、過去のストーリーを念頭に置いた演出で、このへんが名作といわれるゆえん。
結局、たっくんはアクアルを説得できずに終わり、 ブレを責めるが、ここで最近主役のパトラさん登場(ケロさん風に)。
「いーや、拓人が悪い」 と、いきなり説教しはじめる。 「拓人ははじめから、アクアルを信じていなかった。信じようとしない相手に、どうして心が開けるの? 本気で説得する気がたりないから、 やりとおせないんだよ」
これを聞いて、パトラさんに傾倒するブレも、「おお、いってやれ」と、応援。 これがたっくんを、次の行動に走らせる遠因になる。
さて、シャークリーガーにもどったセイザー隊。たっくんはまた、3将軍を説得して、宇宙に帰す作戦を持ちだすが、隊長もいつもどおり、「コスモカプセルのつくった歴史は、コスモカプセルでしか修復できない」と、却下。 でも、今回はたっくんが、サンダラ姫のいった言葉を思いだした。
姫は、「コスモカプセルがあるからだー。 だからみんな、戦いつづけるだー」と、いったのだった。
コスモカプセルがあるかぎり、いつかどこかで戦いがつづく。その連鎖を断つには、コスモカプセルを消滅させるしかない。
そして、セイザー隊の使命は、まさにコスモカプセルを消滅させることだった!
おー、衝撃の事実。
だが、一方で、コスモカプセルは意志を持ちはじめている。これはセイザー隊の使命と、関係があるのか?
さらには、なぜかG2が自力で動きはじめた。
これって、イデの発動では?(^_^;)
イデの場合、発動はいってみれば、劫が完結するための引き金になったわけだけど、セイザーは実写ではじめて劫を表現するんだろうか?
いや、妄想です。そうなったら、もう子供向け番組じゃないから。
閑話休題。安藤家の縁側にもどった、たっくんとれみーのもとに、ブレがやってくる。 アクアルからの情報で、ネオデスカルが地球にいると知り、また仲間を説得にいこうと、たっくんを誘いにきたのだ。
でも、たっくんは隊長に報告するかどうかで悩む。ブレは報告するなら、ひとりでいくという。 仲間がつらい思いをしているから!
たっくんは迷い、 じっちゃんにも相談した結果、信頼するブレと行動をともにすることにした。満月の下、仲間のもとに走るブレアード! そのシルエットに駆けよる拓人! いい画だなあ。
昔の映画で、こういうシーンがあったような気がする。 デジャ・ヴュかもしれないけど。 『コナン・ザ・グレート』か、『レッド・ソニア』か。
そして、ふたたびアクアルの説得にあたる拓人。 こんどは攻撃をうけても、装着しない。 アクアルを信じると断言する。
「おまえもブレアードの仲間だから。俺はブレアードを信じてる。だから、おまえも信じることにした!」
もう、また神降臨ですよ。セイザーすごすぎ。(´Д`)
ここでネオデスカルがちょっかいをだしてきたが、それに対し、アクアルはどう行動したか? to be continued.
ところで、今回、すこし気になったのが、れみーの表情。2シーンほど、目がはれぼったかったような。ちょうど、舞台の準備もはじまったころだったのか、疲れてる感じで。でも、エンディングでは、れみー版眉ピク(失敗!)を見せてくれましたが。(^^)
あと、パトラさんのことも、すこし書いておきたいけど、これはまた別稿で。
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コメント
はじめまして
無謀戦士と言うしがないセイザーXファンであります。
今日もセイザーXはかっこよく心にジーンと熱いものを残してくれるそんなお話でした。
たっくんって本当に信じられているんだなって仲間っていいねと素直に思える
ブレさんも本当にかっこよくてアクアルも素直じゃないけど凄く寂しさが出てきて言葉では語り尽せないほど面白しろかったです。
少し話が変わりますが今回、俺はセイザーXムック本を作ってもらおうとたのみこむサイトで企画をしてます。
一人、一人の声援がもしかしたらムック本を実現するきっかけになるかもしれません
出来ればでいいですご支援をお願いしたく・・平に平にお願いします。
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=58032
投稿: 無謀戦士 | 2006.05.22 12:56
私もマコがいた記憶があるので、たぶんコナンじゃないかと思ってました。ただ、あの作品は日本映画パクリまくりでしたからね~。もとネタが東映や黒沢作品でも、ぜんぜんおかしくないと思います。
投稿: よが | 2006.05.22 09:45
毎度すみません!
たしか雨の中ではなくて、小雪の降る中のはずです。
大分、記憶回路にガタがきたような・・・
トホホ・・・(泣)
投稿: 流転 | 2006.05.22 00:46
イヤァ~、今週も良かったですね
細かいところですがレミィーの手のギブスとかじっちやんを診察(治療?)していた装置とかがイカニモという感じで、手をぬいていない物語世界のデザインが嬉しくなります。
ところで、月下を走るブレ、タッくんの二人組の出典は、おそらく「コナンザグレート」だと思うのですが、私は東映任侠映画「昭和残侠伝」(だと思うのですが)の雨の中、一人で切り込みをかけに赴く高倉健を鶴田浩二が途中で待ち受けていて、
「所詮、あたしたちに似合いの着物といえば赤い着物(獄衣)か白い着物(死に装束)・・・、ご一緒させていただきます」
と言うシーンを連想しました、男同士の道行とはかくありたいものです。
投稿: 流転 | 2006.05.22 00:17