そういうわけで、秘密結社は30年だけど、私がこのファンダム世界に足を踏みいれてからは、まもなく32年が経過する。高校2年のときから、ずぶずぶにはまっているわけだ。
これくらい長くヲタというか、SF者をやっていると、自分たちの行動が引き金になって、数々のムーブメント、あるいはブームをつくってきたと、実感できる。
衝撃の告白をしちゃうと、私が高校2年で、はじめて参加したファングループは、『宇宙戦艦ヤマト』の初のファンクラブだった。 ひぇ~、恥ずかしい。
当時は初代ヤマトが打ち切られた直後。こんなもん、だれにも一顧だにされなかった。 ごく一部のマニアをのぞいては。 あたしゃ、 これじゃいけないと思って、ファンクラブにはいって、身近にいる人間に啓蒙活動(笑)をくりひろげたり、テレビ局にハガキを出して、 再放送をお願いしたりしたのだ。
この「ごく一部のマニア」 の動きが、やがて月刊『OUT』の例の特集につながり、2年後の大ブレイクを生んだわけ。 ちなみに、この特集を担当したのが、永瀬唯さんなのだが。
『ガンダム』のときも、状況はまったく同じ。 ただし、こっちはヤマトで経験を積んでたから、同人誌つくったり、自主上映会をやったり、そういう動きだったけど。 あと、ブームがはじまってからは、映画版の封切りに動員をかけたり、ガンプラが発売されると、各地で大人買いを強行して、品薄をあおったり(爆)。
特撮では、ゴジラ復活で、やっぱりずいぶんはっちゃけた。 秘密結社には、いまも「私が'84ゴジラに、エキストラで出演している」という、都市伝説がある(笑)。そーいう盛りあげ方ね。ほかに、もちろん上映会企画とか。
第2次ウルトラがブレイクしたのも、じつはこうしたファンの地道な活動があったからだそうだ。 これについては、参加していないのでくわしいことは知らないが、 なんでも、大阪からムーブメントがはじまったと聞いている。
私がウルトラ関係で貢献したのは……私が副編をやっていたアイドル雑誌には、なぜか毎回、ウルトラのネタが載っていた(爆)。 80が終わって、ちょうどウルトラが不遇の時代なのに。おかげで、当時は円谷ともつきあいがあったりして。(^^)
好きな作品を盛りあげるというのは、こうやって、まず自分から行動することだと思っている。 それが結果的にムーブメントになるかどうかは、天のみぞ知るという感じで。
だから、ブームにならなくて、消えていった傑作も、たくさんあるけどね。 たとえば、『ゼロテスター』とか。『イデオン』もブームはつくったものの、イマイチだったな。『ガンダム』以上の出来なのに。
だけど、自分で動いて、自分がその作品を傑作だと思っていれば、私はそれでいいのだ。 だれかにたのんで、ムーブメントをつくってもらおうなんて気は、さらさらない。 すくなくとも、私の流儀ではない。
これで答えになってるかな? >無謀戦士さん。
というわけで、さらに話題がずれるけど、たのみコムなんかで復刊希望が出てる書籍のうち、SF関係のものは、いまも持ってるか、すくなくとも持ってたものばかりなのですよ。でもって、それを編集者の目で見ると、 そうした書籍の大半は、それなりの理由、それもたいていは物理的な理由があって、復刊できないのです。
今回のは新刊だけど、たぶん状況は似たようなものでしょう。 出ないのには、出ないなりの理由があるってわけ。
でも、だったらこれは、むしろチャンスじゃん。 商業出版で出せないときこそ、同人誌の出番なんだから……それが私の発想。
もっとも、セイザーに関しては、パーツ館で充分に貢献してると思ってるけど。
ま、そういうことです。